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マンダラチャートの作り方完全ガイド【3×3から81マスまで】

マンダラチャートの作り方を4ステップで解説。中心の目標・周囲8つの要素・64の行動という3×3構造の埋め方、8つ埋まらないときの対処、月・週・日に落として続ける方法まで。ブラウザで動きを試せるデモ付き。

  • マンダラチャート
  • 目標管理

マンダラチャートは、書き上げた瞬間が一番の盛り上がりになりがちです。壁に貼った 81 マスを、翌月にはもう見ていない。原因は書き方ではなく、作ったあと見返す仕組みがないことです。この記事では、大谷翔平選手の目標達成シートで知られる 9×9 の図を白紙から 1 枚完成させる手順に加えて、8 つ埋まらないときの対処と、64 の行動を月・週・日に落として見返しに載せる方法までを扱います。

マンダラチャートは「中心1つ・周囲8つ・その先64」の分解図

マンダラチャートは、達成したい目標を 3 層に分解する図です。中心の 3×3 だけで使う「9 マス版」と、周囲にさらに 8 つの 3×3 を配置した「81 マス版(9×9)」があり、目標達成に使う場合は 81 マス版が一般的です。3 層に何を書くかは次の表のとおりです。

層マス数書くもの例(フルマラソン完走)
中心1期限付きの目標2026 年に初フルマラソンを完走する
要素8目標に必要なテーマ走行距離・ロング走・スピード練習・食事・睡眠・体重・ケガ予防・レース戦略
行動64各要素の具体的な行動「走行距離」なら月 120km・週 3 回ラン・朝ランを固定 など

マンダラチャートの全体構造。中心にフルマラソン完走、中央ブロックの周囲8マスに要素、外周8ブロックがその要素の行動

大谷翔平選手が高校 1 年時に作った目標達成シートは、この 81 マス版を使って「8 球団からドラフト 1 位指名」を中心に置き、体づくり・コントロール・メンタル・運などの 8 要素に分解したものとして知られています。実物の分解は 大谷翔平のマンダラチャートを徹底解説 で扱っているので、この記事では「自分用に作る手順」に絞ります。

マンダラチャートが途中で止まる原因

  • 81 マスを全部埋めようとする。64 の行動を一気に書くと後半は埋めるための言葉になり、実行されないマスが増えるほど図全体を見なくなります
  • 行動が「体力をつける」「英語力を上げる」のような状態の言葉で書かれている。今日やることに変換できないマスは、カレンダーにも TODO にも載りません
  • 作ったあと見返す仕組みがない。紙に書いて部屋に貼っても、見返す日を決めていなければ見なくなります

対処はステップ 2 から 4 で扱います。

ステップ1: 中心に 1 年の目標を書く

中心のマスには、期限と達成条件がはっきりした目標を 1 つだけ書きます。目安は 1 年です。3 年・10 年の目標だと要素が抽象的になり、1 か月の目標だと 8 つの要素に分解する必要がありません。

良い例と直したい例を並べます。

直したい例良い例
健康になる2026 年 12 月までに体重 68kg・週 3 回運動を習慣にする
英語を話せるようになる2027 年 3 月までに TOEIC 800 点と英語での 30 分商談を 1 回
副業を始める2026 年内に副業で月 5 万円の売上を 3 か月連続で作る

「達成したかどうかを年末に Yes・No で答えられるか」が判断基準です。

ステップ2: 周囲 8 マスに目標の要素を置く

中心の目標を囲む 8 マスには、「この目標を達成するには何が必要か」をテーマ単位で書きます。8 つを均等に出そうとせず、まず思いつくだけ書き出し(5 つでも 12 個でも構いません)、次の基準で 8 つに絞ります。

  • 直接効くものを優先する(フルマラソンなら「走行距離」は直接、「モチベーション」は間接)
  • 重なるものは統合する(「食事」と「栄養」は 1 つ)
  • 自分でコントロールできるものに寄せる(「天候」「上司の評価」は要素にしない)
  • 技術・体・習慣・環境・人間関係・メンタルなど、種類の違う軸が混ざるようにする

8 つに足りないときは、「体・技術・習慣・環境・人・メンタル・お金・時間」の 8 軸を当てはめて、目標に関係する軸を探すと埋まりやすくなります。それでも埋まらなければ、6 つ・7 つのまま進んで構いません。

マンダラチャートの中央3×3。中心に2026年に初フルマラソンを完走する、周囲8マスに走行距離・ロング走などの要素

ステップ3: 各要素を 8 つの行動に分解する

8 つの要素を、それぞれ周囲の 3×3 ブロックの中心に転記します。そして各ブロックの周囲 8 マスに、その要素を前に進める具体的な行動を書きます。

行動マスは次の形で書きます。

  1. 動詞で終える: 「走る」「読む」「送る」「測る」。「〜力」「〜になる」は書かない
  2. 量か頻度を入れる: 「週 3 回」「毎朝 10 分」「月 2 冊」
  3. 今週始められる粒度にする: 「フルマラソンを走る」は行動ではなくゴール。「今週ロング走で 20km」なら行動

例として「走行距離」の要素を分解すると、次のようになります。

行動マス内容
1月間 120km を目安に走る
2平日は朝 6 時に 5km を固定枠にする
3週末のどちらかでロング走(15〜20km)
4走った距離を毎回アプリに記録する
5月末に走行距離を振り返り翌月の目安を決める
6雨の日はジムのトレッドミルに切り替える
7走らない日を週 2 日は確保する
8(空欄)

8 つ目が出なければ、あとから気づいたことを書き足す欄として空けておきます。行動は 8 要素 × 8 = 64 が上限ですが、40〜50 個程度でも運用は回ります。

走行距離ブロックの3×3。中心に走行距離、周囲に平日朝5kmなどの行動7つと空欄1つ

ステップ4: 行動を月・週・日に落とす

ここが「作って終わり」と「続く」を分ける工程です。64 の行動マスは種類が混ざっているので、種類ごとに仕分けます。

  • 習慣(毎日・毎週やること): 「平日朝 5km」「週 2 日は休む」。カレンダーの固定枠にする
  • 期限付きタスク(1 回やれば終わること): 「シューズを買い替える」「レースにエントリーする」。期日を決めて TODO に入れる
  • 月ごとのマイルストーン(積み上げること): 「月間 120km」「月末に振り返る」。月の目標として置き、週に分割する

そのうえで、年・月・週・日の 4 階層に落とします。

階層書く内容マンダラチャートとの対応
年中心の目標中心マス
月今月のマイルストーンを 1 つ行動マスの中の「積み上げるもの」から選ぶ
週今月の週の目標を 8 つ以内8 要素の行動マスから、月の目標に効くものを選ぶ
日今日やる 1〜3 つその週の目標の下に置く

月は「今月の目標を 1 つ」に決めます。「走り込み 月 120km」のように、年の目標に向けて今月どこまで積み上げるかを 1 つ置き、要素を丸ごと 1 つ選ぶのではありません。

週は、その月の目標を 8 つ以内の週の目標に割ります。1 か月は 4〜5 週なので、1 週あたり 1〜2 個の見当です。「第 1 週は 20km のロング走」「第 2 週は週 3 回ジョグ」のように、いつやるかまで決めて月全体に配分します。出どころは 8 要素のどれでも構いません。「走行距離」の「平日朝 5km」と、「ケガ予防」の「走らない日を週 2 日確保する」が同じ月に並んでよいわけです。64 の行動マスは、月が変わるたびに次の 8 つを組み立てるための候補リストとして使います。

日は、その週の目標の下に今日やることを 1〜3 つ置きます。週に 1 回見返して、できた・できなかったを確認し、残りの週の配分を調整します。

紙やスプレッドシートで運用する場合は、マンダラチャートとは別に「今月の週の目標 8 つ」を書く欄を作り、月初に転記します。

マンダラチャートをブラウザでそのまま作る(登録不要のデモ)

ステップ 4 の「月・週・日に落とす」動きは、紙の上ではイメージしにくいので、Abstria の LP にあるデモで確認できます。フルマラソンを例に、年・月・週・日の階層と「中央 = 今月の目標・周囲 8 マス = その月の週の目標」のマンダラがあらかじめ組まれています。今日のアクションを完了にすると週・月・年の進捗に反映される様子を、サインアップなしで 30 秒ほどで確認できます。

マンダラチャートが動く様子をブラウザで見る(サインアップ不要)

マンダラチャートをアプリで仕組み化する

紙やスプレッドシートでも、作るところまではできます。限界が来るのはステップ 4 以降です。

  • 64 の行動から「今月の週の目標 8 つ」を選び直す作業が、月が変わるたびに白紙からの書き直しになる
  • 実行できたかどうかが、マンダラチャート側に戻ってこない

Abstria は、このステップ 4 を前提に設計した目標管理アプリです。ステップ 3 で作った「走行距離」のブロックを持ち込むと、画面とマスの対応はこうなります。

  • 年の目標(YAP)に「2026 年に初フルマラソンを完走する」を置く。これが画面全体の中心マスです
  • その周りに 12 か月分の月の目標(MAP)のブロックが同時に並びます。「走り込み 月 120km」は、そのうち今月のブロックの中心に入ります
  • ブロックを 1 つ開くとその月の 3×3 が拡大され、中心の月の目標を囲む 8 マスにその月の週の目標(WAP)が入ります。第 1 週は「ロング走で 20km」、第 2 週は「週 3 回ジョグ」、第 3 週は「ビルドアップ走」といった具合に、ステップ 3 の行動マスから選んで月全体に配分します。1 つの月の目標にぶら下げられる週の目標は合計 8 つまでで、マンダラチャートの周囲セルと同じ数です
  • 週の目標のマスを開くと、その下に今日のタスク(DAP)を置けます。「ロング走で 20km」のマスなら、今日の分は「朝に 30 分走る」です

マス数は似ていても、紙と画面では 1 枚が表す中身が違います。紙の 81 マスは「1 年の目標を要素と行動に分けた分解図」で、期間の概念を持ちません。Abstria の画面は 12 か月が同時に並ぶ実行計画で、1 ブロックがその月の週の目標にあたります。

紙のほうは分解の地図として手元に置き、そこから今月のブロックに載せる 8 つを選ぶ、という使い分けになります。先ほどのデモの画面と自分の表を並べて見比べると、どの行動を今月に上げるか決めやすくなります。

Abstria のマンダラ画面。中心の 2×2 マスに年間目標が入り、それを囲む 12 ブロックの中心にそれぞれの月の月間目標、各ブロックの周囲 8 マスにその月の週間目標が入る

マスの中で完了にしたタスクは週・月の進捗として集計されるので、「実行できたか」がマンダラチャート側に戻ってきます。

Free プランでは年の目標(YAP)を 3 つまで、アクティブなアイテムを 100 件まで持てます(2026 年 9 月時点)。この記事の例は年の目標 1 つ・今月の目標 1 つ・その月の週の目標 8 つ・今日のタスク数件で、この範囲に収まります。マンダラチャートと 4 階層は Free でもフル機能で使えるので、4 ステップは無料の範囲で最後まで試せます。プランの詳細は 料金ページ を参照してください。

Abstria 以外にもマンダラチャートを作れるアプリはあります。手書き寄りのもの、Excel テンプレートに近いもの、チーム共有向けのものなど、用途で向き不向きが分かれるので、マンダラチャートが作れるアプリおすすめ比較 で公平に比較しています。

よくある質問

Q. マンダラチャートは何マス必要ですか?

目標達成に使うなら 81 マス(9×9)が標準ですが、最初は中心の 9 マス(3×3)だけでも機能します。中心の目標と 8 つの要素が決まれば、行動への分解は後から足せます。9 マスで始めて、要素ごとに 3×3 を増やしていく作り方が挫折しにくいです。

Q. 8 つ埋まらないときはどうすればいいですか?

空欄のまま先に進んで構いません。無理に埋めたマスは実行されないので、6〜7 個で止めて実行を始めるほうが結果につながります。増やしたい場合は、ステップ 2 の 8 軸(体・技術・習慣・環境・人・メンタル・お金・時間)を当ててみてください。

Q. 手書きとアプリはどちらがいいですか?

作る段階は手書き、運用する段階はアプリが向いています。中心の目標と 8 つの要素を出す作業は手書きのほうが思考を広げやすい一方、64 の行動から今月の週の目標を組み立てる・実行結果を戻す運用は、紙のままだと続きにくくなります。

Q. 何年目標で作るのが良いですか?

1 年目標が最も作りやすく、運用もしやすいです。3 年以上の目標は要素が抽象的になり、行動マスも「状態」の言葉になりやすくなります。長期の目標がある場合は、「その目標に向けて今年 1 年で達成すること」を中心に書き、年ごとに作り直してください。

Q. 目標が複数あるときは何枚作りますか?

中心の目標 1 つにつき 1 枚にして、同時に動かすのは 2 枚までにしてください。中心が 2 つあると、8 つの要素がどちらのための要素か曖昧になります。仕事と体づくりのように領域が離れている場合は別々の 1 枚にし、月・週に落とす段階で同じカレンダー上に並べて、時間の取り合いが起きないか確認します。


この記事のステップ 4「月・週・日に落とす」が実際に動く様子を、ブラウザでそのまま確認できます。サインアップは不要です。

マンダラチャートが動く様子をブラウザで見る(無料・サインアップ不要)

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